ふゆみずたんぼとは?
ラムサール登録地『蕪栗沼・周辺水田』で作られたふゆみずたんぼ米です。
冬場には田んぼに水が張られ、野鳥が羽を休めたり、エサをついばむ光景
が見られます。地域で無農薬に取り組んでいるため、飛散農薬も少ないの
が特徴です。環境に重点を置いた田んぼ作りをしています。
ふゆみずたんぼの歴史は300年前に遡ります。会津農書にたふゆみずとして
紹介しています。簡単に言えば冬の田んぼに水を張るだけのことですが宮沢賢
治と交流を持つ山形の篤農家、松田甚二郎はその著書、続土に叫ぶ(昭和17
年発行)の中で乾田では350貫の堆肥が必要だが冬期灌漑では250貫の堆
肥で済むと記述しております。つまり微生物の働きにより有機質の分解が進み
昭和初期では40パーセントもの肥料をふゆみずたんぼで作り出していること
になります。自然の営みを利用した天然の肥料と無農薬栽培でお米を作ること
により田んぼそのものの、あらゆる生物を増やし自然にも優しい農法です。